湘南地域の自治体の機密情報管理

2019.12.7付朝日新聞によると、湘南地域の自治体の市民・町民の個人情報はじめ、機密情報が入ったHDDの取り扱いは次の通りです。
  データを消去してから庁外へ持ち出す 業者に庁舎へ来てもらって消去作業する場合は職員が立ち会う
横須賀市
鎌倉市
逗子市
葉山町
平塚市
茅ヶ崎市 × 該当せず
 
機密情報が入ったHDDを消去せずに、庁外へ持ち出している。
・データが完全に消去されることを職員が見とどけていない
 
業者に「証明書を出させている」とのことですが、証明書を出したからといって、業者が正直に作業するとは限らない、ということは神奈川県庁の例(*)でも明らかです。
茅ヶ崎市は、「証明書があるから市は悪くない、責任はない。業者が悪い。」と言いたいのかもしれません。
しかし、茅ヶ崎市民は、誰が悪いにしても、個人情報が悪用されたら困るように思います。
機密情報を業者に丸投げして、証明書で済まして良いか否かは茅ヶ崎市民が決めることとは思いますが、事件が起きてからでは遅いように思います。
 
*: 神奈川県庁の例
機密情報が入ったままのHDD 18個(54TB)がネットオークションで不正に転売され、内、9個が未回収(2019.12.7現在)。
県は「インターネットで拡散されていない」と言う。
しかし、こういった機密情報は闇から闇へ流れていくので、インターネットで表面的な動きを見ても、この後、どう悪用されるのか、わからないのではないか。
後々悪用されて困るのは県民である。